【ノスタルジックにぶらり旅】摂田屋・宮内 発酵のまちで時間旅行

Exploring Settaya and Miyauchi
右ハ江戸 左ハ山路―。
摂田屋には200年前からの「道しるべ地蔵」が
鎮座しています。
お地蔵様が江戸へと示すのは、旧三国街道。
醸造蔵のすぐ脇を通るこの小径を歩いて行くと、
香ばしいしょうゆの匂いや日本酒の甘い香りが、
ふわっと漂ってきます。
自然豊かで雪が降り、水が清らかな長岡市は、
発酵醸造に適した土地でした。
その中でも摂田屋は早くから開け、やがて要路が通り、
人や物が行き交う要衝として栄えます。
さらに江戸時代には、一帯が幕府公認の寺社領で、
税や規制が緩やかなことも
醸造業が発展する追い風となりました。
現在も5軒の蔵元が創業の地・摂田屋で、
日本酒、みそ、しょうゆの製造を続けています。
だから、まちに点在する明治・大正期の蔵や建物も“現役”。
醸造の作業場や事務所として大切に使われています。
趣を残して改修し、蔵元直営のショップやミュージアムになった所もあります。
近ごろは隣の宮内地区にも、摂田屋の発酵食品を取り入れた
レストランやカフェなど新しい店が次々とオープン。
醸造・発酵のまちの楽しみ方はますます広がっています。
摂田屋という地名は、遠い昔に旅の僧侶らが立ち寄り休憩した「接待屋(家)」に由来するという説があります。
来訪の人を温かく迎え入れ、心を尽くすもてなしの文化が、
今もこのまちに息づいています。
昔ながらの蔵が点在し、
新しいユニークなお店が増えています。
※営業日等の詳細は各施設のホームページをご確認ください。
江戸から続く「6つの蔵」と登録有形文化財
大人から子供まで楽しめる催しも
「知って、飲んで、買える」
酒ミュージアム
創業1548年の酒蔵「吉乃川」敷地内にあり、立ち飲みスタイルのバーの他、お子様も楽しめるデジタルの「酒造り体験ゲーム」やショップがあります。
ワークショップや展示を定期開催!
秋山孝氏のポスター展示のほか、県内アーティストの作品展示、アート系ワークショップを開催しています。手ぶらでOKですのでお気軽にご参加ください!
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