江戸木版画 浮世絵復刻版画展 「歌麿と写楽」|江戸文化を体感する2週間
斬新なアイデアで江戸の人々を驚かせた
蔦重・歌麿・写楽の世界へようこそ。
歌麿や写楽を世に送り出した蔦屋重三郎の時代を、現代の職人技で蘇る復刻版浮世絵版画でじっくり体感しませんか?
今回は展示だけでなく、江戸文化を五感で楽しめる関連イベントも開催します。
講演会・夜イベント・ワークショップ・展示解説など、「見て・聞いて・触れて」江戸の粋をまるごと味わえる機会です。
江戸文化を体験できるイベントはこちら
- ❶ 【講演会】現役版元が語る江戸木版画の世界
- ❷ 【夜イベント】APMの夜|日本酒片手に粋な江戸を語る
- ❸ 【ワークショップ】江戸本を触って読んでみよう!
- ❹ 【ワークショップ】多色摺り木版画体験(まねき猫ぽち袋)
- ❺ 【展示解説】ギャラリートーク
※❶〜❹は事前予約が必要です。
展示では、歌麿・写楽の代表作をはじめ、当時の出版物や版木・道具もあわせて紹介。
作品だけでなく、江戸時代の出版文化を立体的に感じられる展示構成となっています。時代背景を知ることで、歌麿と写楽の革新性がより鮮やかに浮かび上がります。
美人画の大首絵で一世を風靡した喜多川歌麿。
代表作「五人美人愛敬競」は、当時の流行や判じ絵を読み解く楽しさと、高度な彫師・摺師の技術が込められたシリーズです。
一方、わずか10か月という短い活動期間で数多くの作品を残し、
忽然と姿を消した謎多き絵師が東洲斎写楽です。
デビュー作の役者絵では、大胆なデフォルメと構図で、現代でも強い印象を放ちます。
また、当時の出版物や版木・道具の展示もあわせてご覧いただけます。浮世絵の背景にある江戸の出版文化を深く知ることができる内容です。
関連イベント
❶ 特別講演会「出版のプロデューサー・版元の仕事」
現役版元から聞く江戸木版画の世界のお話

ドラマでも話題の「版元」という職業。分業制で成り立つ伝統木版画の世界で、全体を取りまとめるのが版元です。
現代でいえば出版社やプロデューサーに近く、時代の流れや大衆の興味を先読みして流行を生み出す企画力が求められます。
社現役版元による、リアルな江戸木版画の世界をお届けします。
- 日時: 2025年9月13日(土) 14:00-15:30
- 参加費: 1000円
- 定員: 30名
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講師: 高橋由貴子 氏(東京 高橋工房 6代目社長)
プロフィールを見る
東京 高橋工房の6代目。江戸木版画摺師としての技術を継承し、国内外での展示会・講演会を通じて日本文化のPR活動を行う。東京伝統木版画工芸協同組合理事長をはじめ、各種伝統工芸組合でも活躍。
❷ APMの夜 「粋と風刺とユーモアと『べらぼう』に見る江戸出版文化と“遊びの精神”」

夜の美術館で日本酒とツマミを片手に江戸文化について学ぶ贅沢な夜。
粋でかっこいい江戸文化は、実は様々な時事や規制があった故に生み出されたものです。
そんな時代背景も交えながら、当時の人々の「遊びの精神」について学びます。
美味しいお酒とおつまみと共に粋な江戸文化にどっぷり浸かりましょう。
- 日時: 2025年9月14日(日) 16:30-19:00
- 参加費: 4000円(お酒とおつまみ付き)
- 定員: 20名
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講師: 横本昌之 氏(吉乃川株式会社)
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京都出身。吉乃川株式会社勤務。大学卒業後、上京。最初に住んだ街が下町だったことがきっかけで、江戸の「粋」という美意識に興味をもち、そこから江戸文化に惹かれる。2015年に長岡へ移住。江戸〜昭和にかけての近世・近代日本史好き。古写真や古書の収集、また、着物での散策が趣味。
※アルコールを伴うイベントです。公共交通機関にてお越しください。
❸ ワークショップ「江戸本を触って読んでみよう!」

江戸当時に出版された貴重な本を実際に触れて読んでみる体験!
質感や重さなど見るだけではわからない部分まで感じ取ることができます。
当時の人々が手に取って楽しんでいた気分を味わいましょう!
- 日時: 2025年9月20日(土)
午前の部 10:00-11:30 / 午後の部 13:00-14:30 - 参加費: 1000円
- 定員: 各回10名
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講師: 横山浩一 氏(有限会社 横山表具店)
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明治41年創業の横山表具店の店主。表具師として35年以上にわたり掛軸や屏風など古書画の修復作業に携わる。この仕事を通じて日本の伝統文化や古い物に興味を深めていく中で江戸時代の様々な本に出会い収集を始める。飾って眺めて鑑賞する古美術品とは違い、実際に触って200年以上の雰囲気を現代に共有できる魅力を、多くの人に伝える活動を行う。
❹ ワークショップ「多色摺り木版画摺り体験~まねき猫のぽちぶくろ~」

浮世絵が完成する“多色摺り”の仕組みを体験!バラバラに分解された絵をズレずに重ねて1枚の絵を作ります。
摺った絵はぽち袋に仕立ててお持ち帰り。小さなお子様でも体験可能です。
- 日時: 2025年9月23日(火・祝)
午前の部 10:00-11:30 / 午後の部 13:00-14:30 - 参加費: 2500円
- 定員: 各回6名
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講師: たかだみつみ 氏(創作木版画家、atelier m//Woodblock print studio代表)
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東京伝統木版画版元・東京 高橋工房での勤務を経て、現在、創作木版画家として活動中。また、イラストレーションやデザイン、体験講座、展覧会の企画・運営も行う。2021年 atelier m//Woodblock print studioを開設。
❺ ギャラリートーク(展示解説)
- 日時: 2025年9月15日(月・祝)、18日(木)、27日(土) 14:00〜(30分程度)
- 参加費: 無料
- 定員: なし(事前予約不要)
- 解説: たかだみつみ 氏(創作木版画家、atelier m//Woodblock print studio代表)
※関連イベント❶〜❹は事前予約が必要です
各イベント欄に設置の申し込みボタン・お電話(0258-39-1233)にて受け付けます。
展覧会情報
- タイトル: 江戸木版画 復刻浮世絵版画展「歌麿と写楽」
- 開催日: 2025年9月13日(土)~28日(日)
- 時間: 9:00~17:00
- 休み: 16日(火)、24日(水)振替休館
- 会場: 秋山孝ポスター美術館 長岡(APM)
〒940-1106 新潟県長岡市宮内2-10-8 - 入場料: 無料
- 内容: 復刻浮世絵版画(歌麿8点・写楽2点)、江戸本の展示、版木や道具の展示、関連グッズ販売
- 主催: ミライ発酵本舗株式会社
- 企画: atelier m//Woodblock print studio
- 特別協力: 東京 高橋工房
- 協力: APMサポート委員会、有限会社 横山表具店
アクセス・駐車場情報
長岡駅より公共交通機関のご案内
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🚆 JRご利用(長岡駅から1駅/所要約4分)
JR長岡駅 → JR信越本線 柏崎・直江津方面/JR上越線 越後湯沢・水上方面
「宮内駅」下車 徒歩約4分 -
🚌 越後交通バスご利用
長岡駅東口=飛詰=宮内線/長岡駅東口=上下条=滝谷線/長岡駅東口=村松=高龍神社(蓬平)線
「宮内1丁目」下車 徒歩約7分

🅿️ 駐車場
- M.Oパーキング 3番・13番(美術館向かい/2台)
- 市営摂田屋駐車場(徒歩約7分)
- JAえちご中越 宮内支店駐車場
(徒歩約3分※土日祝のみ)
周辺スポット情報
江戸文化を楽しんだあとは、まち歩きへ。
宮内・摂田屋エリアには、歴史を感じるスポットや魅力的なお店が点在しています。